【2026年最新】押出機メーカー比較・選び方ガイド|国内・海外の主要企業と選定ポイント

押出機メーカーの選び方完全ガイド

押出機を購入してペレット加工ビジネスを始めようか、、、

「でも、自社がやろうとしているビジネスに適した押出機はどう選べばいいのかな、、、」
「海外製でも大丈夫なのだろうか、、、」
などの不安は尽きません。

押出機メーカー選び方のポイントについて書く前に、弊社がこの記事をどういう立場で書いているのか簡単に申し上げると、

  •  再生ペレットの流通のプロ(相場、価格、市況、同業者情報ほか)
  •  自社工場で再生ペレットの製造経験あり(失敗するポイント、付加価値を上げるポイントほか)

再生ペレットのプロ

弊社はプラスチックリサイクルの再生ペレット材料の売買が本業です。製造したペレットはマーケットで販売が上手くいってこそ成功です。
再生ペレットがしっかりマーケットで受け入れられることを踏まえた上で記事を書いています。 一般的に、機械の販売会社は再生原料の市場動向については浅い知識のみで機械を販売しているケースがほとんどです。

自社工場で再生ペレットを製造経験あり
多くの機械販売会社は自社で再生ペレットを製造した経験がなく機械を販売しています。弊社は、自社で機械を導入して再生ペレットを製造していた経験(特に失敗体験)があり、プロセスを良く理解しています。
再生ペレット加工工場の辛い部分も自社で経験しているので、「機械を買いさえすれば儲かります」とは申し上げません。 経験を基に、これを読む皆さんが失敗を少しでも避けれるようにしたいと願っています。スクラップ材料選定の超初期段階からの考え方を記していきます。

要は、機械メーカーや販売サイドのみの立場で本記事を書いているのではないということをご理解いただければと思います。 そして、、、 機械にもメリットとデメリットが必ずありますので、それも併せて示していきたいと思います。

参考記事:サージングの原因と対策についての記事はこちら
ベントアップの原因と対策についての記事はこちら
ストランドカットとホットカットの違いとは?


1. 押出機とは?樹脂加工における基本知識

押出機(Extruder)は、ホッパーから投入された樹脂原料をシリンダー内で加熱・圧縮しながらスクリューで混練し、ダイから連続的に押し出すことで特定の形状に成形する機械です。

押出機の仕組み:4つの重要要素

  1. スクリュー:搬送・圧縮・溶融・混練を担う心臓部。形状により分散性・分配性が変化。
  2. シリンダー:電気ヒーターや水冷装置で温度制御。樹脂ごとに最適なプロファイルを維持。
  3. 駆動部:高効率サーボモーターや高トルクギアボックスで省エネ性能を強化。
  4. 制御システム:IoT連携により圧力・温度・回転数をリアルタイム監視。予兆検知機能が標準化。

主な用途

  • フィルム・シート:包装材から光学フィルムまで。厚み精度が重要。
  • パイプ・異形押出:水道管、サッシ、自動車用モール。形状安定性が鍵。
  • コンパウンド・リサイクル:添加剤混合や廃プラ再生。強力な混練力が必須。

2. 押出機の種類と得意分野

単軸押出機

  • 特徴:構造がシンプルで安定生産に適し、メンテナンス容易。
  • 用途:パイプ成形、フィルム成形、異形押出。
  • メーカー傾向:国内老舗メーカーが精密加工で高評価。

二軸押出機

  • 同方向回転:高混練性能。コンパウンドや改質に最適。
  • 異方向回転:強力な押出力。PVC粉末加工に利用。
  • メーカー傾向:大手化学メーカーやリサイクル事業者が導入。

特殊押出機

  • 多層押出:複数樹脂を重ねる技術。包装材や光学用途に必須。
  • 脱揮機能:水分・不純物を除去。リサイクル材品質向上に不可欠。

3. 押出機メーカー一覧(国内主要)

メーカー名 主力シリーズ 得意分野・強み 推奨ユーザー
日本製鋼所 (JSW) TEXシリーズ 二軸混練機の世界的リーダー。高トルク・耐久性 大手コンパウンダー
芝浦機械 TEMシリーズ 高速・高トルク二軸機。自動車・電子部品向け 高精度・高生産性を求める企業
池貝 PCM / FS 単軸・二軸ともに柔軟なカスタマイズ 特殊仕様・実験機
シーティーイー HTMシリーズ 1.5軸押出機 異方向の非噛合 コンパウンド
プラコー 大型単軸・ブロー 大型製品やリサイクルラインに強み インフレーション成型
フリージア・マクロス NRIIシリーズ 低コスト・迅速納入 中小規模拠点

4. 押出機メーカー(海外主要)

  • Coperion(ドイツ):二軸機のパイオニアで高価格だが代替不能な技術
  • KraussMaffei(ドイツ):大型ラインのトータルソリューション
  • POLYSTAR(台湾)一軸のリサイクル用押出機で台湾NO1ブランド
  • 台湾メーカー 価格は国内メーカーの半額程度だが、品質も担保されている
  • 中国メーカー:リサイクル用途で急成長。価格は国内機の30〜50%減。ただしメーカ-により品質のバラつき大きい

5. 押出機メーカー選定のポイント

  1. 加工樹脂・用途との適合性:樹脂特性に合った設計か。
  2. 実績・導入事例:同等樹脂での加工実績、試験対応の有無。
  3. カスタマイズ力:スクリュー設計や周辺機器連携。
  4. メンテナンス体制:部品在庫、緊急対応、リモート診断。
  5. 価格とROI:初期費用+ランニングコスト。省エネ性能・歩留まり改善が鍵。
    参考記事:押出機の選び方

6. 価格帯とコストの考え方(2026年相場)

  • 小型実験機(単軸):500万〜2,000万円
  • 標準単軸ライン:2,000万〜5,000万円
  • 中型二軸混練機:4,000万〜1億2,000万円
  • 大規模ライン:2億〜5億円以上

コスト削減のヒント:安価な中国製押出機はリスク大。補助金や税制優遇を活用し、長期的ROIを重視。


7. 導入事例

  • フィルムメーカー:二軸押出機導入で歩留まり10%改善、省エネ15%削減。
  • リサイクル事業者:異物混入率低減、品質安定化。環境対応とコスト削減を同時達成。

8.よくある質問(Q&A)

Q: 中古押出機と新品、どちらが良いですか?

中古も、安いです。が、保証はありません。機械の目利きができるか、故障しても自社で対応できる体制が必要です。
中古なので、押出機の全ユニットが揃ったラインでの出物でない場合は、ユニットをそれぞれかき集めて組み合わせなければラインができません。
中古押出機をリフレッシュした上で、保証を付けて、ラインで不足しているユニットがあるときは、これを補ってラインで供給している販売会社もあります。(弊社も手掛けています)

参考記事: 中国製押出機に関する記事
中古押出機 フル整備、フルライン+安心の保証付き

Q: 中国製の押出機メーカーはどうですか?

「とにかく安くしたい」という方は、中国製または中古機を探してください。

メリット デメリット
中国製 価格が安い イージーな故障がかなり多い。アフターメンテナンスが悪い(あるいはない)
中古機 価格が安い 保証がない。ラインで揃うとは限らない

中国製は、安いです。弊社も自社工場を立ち上げたときには中国製を購入しました。 が、、、 本当に苦労しました。
突然の停止が相次ぎ、工場がまともに動きませんでした。(※メーカーにより差はあります) スタートの資金がない方の気持ちは本当にわかります。

その際は、販売会社が完璧なサポートをしてくれるか、自社で故障に対応できる体制を整えたうえで中国製を導入しましょう。自社でトラブル対応できない会社が中国製押出機を購入するのは自殺行為です。
しかし、自社で故障を完璧に直せるのであれば、中国製の極めて安い機械コストを十分にエンジョイできる可能性はあります。

参考記事 押出機 台湾製か中国製か?どちらを選ぶのが正解?

Q: 試運転(テスト)は可能ですか?

試運転は各メーカーに問い合わせましょう。メーカーがテスト機を保有している場合、導入した顧客が試作を引き受けてくれる場合、日本にテスト機がある場合、あるいはテストはできない場合があります。個別にご相談ください。

Q: どのようなメンテナンスが日常的に必要ですか?

消耗品は以下になります。
ペレットをカットするカッター:カッティングが悪くなってきたら研磨に出します
ヒーター:1-5年程度は持ちますが、切れたら交換します
異物を除去するスクリーン:異物が詰まる度に交換します
スクリュー:緻密な加工や着色、汚れの酷い材料などを扱う場合は頻繁にスクリューを抜いて清掃します

最も汎用性の高い押出機は何でしょうか

中には、加工する樹脂が決まらず、押出機を決めかねている方もいるかもしれません。「でも、一台備えておきたい」という方には、どのような目的にも対応できる、最も標準的な押出機をお勧めします。 ✔ ホッパー付き一軸押出機 これであれば、硬質でも軟質でも対応可能です。軟質フィルムでスクリューへの食い込みが悪いときは、ホッパーに押し込み装置を使います。

Qメーカーの選定方法を教えてください。

押出機はシンプルな機械ですが、それだけに奥は深いです。初めて購入する場合は、特にアフターメンテナンスは重要です。品質の精度、アフターサービス、価格を含めてトータルで判断することになります。

参考記事: 押出機 メーカーの選び方
押出機メーカーPOLYSTARを選んだ場合のメリット
追加記事 機械はなんとか選んだものの、製造したペレットの事業計画や販売などについても注意する点があります。簡単にまとめた小冊子を無料プレゼントさせていただきます。ご希望の方は以下をクリックしてください。 無料小冊子 プラスチック再生ペレット

Q 押出機メーカーにはどんな会社がありますか?

  高価格帯

  1. 株式会社日本製鋼所(https://www.jsw.co.jp/ja/
  2. 芝浦機械株式会社(https://www.shibaura-machine.co.jp/jp/
  3. 株式会社シーティーイー(http://www.cte-japan.net/
  4. ICMA社(イタリア)
  5. 株式会社池貝(http://www.ikegai.co.jp/
  6. Coperion GmbH(ドイツ, https://www.coperion.com/en
  7. Leistritz AG(ドイツ, https://www.leistritz.com/en/start
  8. Milacron Inc.(ドイツ, https://www.milacron.com/

中価格帯

  1. SINO-ALLOY MACHINERY INC.(台湾, https://www.sinoalloy.com/en/home-2/
  2. Zenix Industrial Co., Ltd.(台湾, https://www.zenix.com.tw/
  3. POLYSTAR 台湾 (https://test2.fareastnetwork.co.jp/theme293/polystar/
  4. フリージアマクロス株式会社(日本,http://www.freesiamacross-extruder.com/jp/

低価格帯

    1. NANJING COWIN EXTRUSION MACHINERY CO.,LTD.
      (中国, https://www.cowinextrusion.com/
    2. STEER Engineering Pvt Ltd(India, https://www.steerworld.com/

9. まとめ

押出機メーカー選びは、樹脂加工事業の競争力を左右する重要な決断です。国内外のメーカーを比較し、自社用途に最適なパートナーを選定することが成功の鍵となります。

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